巻き肩の肩こり

難しく言うと

肩の前方変位

といって、肩が前側にズレている状態です。

一般的には

巻き肩

と言われています。

 

要は、肩が前にズレています。

巻き肩、肩の前方変位

 

デスクワークや工場の検査・作業をする人に多いです。

手を体の前側にしている時間が長いと、そうなります。

この姿勢は筋肉、骨格の両方に影響します。

 

巻き肩が影響する筋肉

肩が前にズレると、

肩の筋肉が引っ張られます。

僧帽筋のコリ

僧帽筋(そうぼうきん)といいます。

それ以外に 棘下筋 棘下筋(きょくかきん)

小円筋 小円筋(しょうえんきん)

大円筋 大円筋(だいえんきん)

も引き延ばされます。

更に厄介な事に肩甲骨の中にある筋肉も伸ばされます。

肩甲下筋 肩甲下筋(けんこうかきん)

肩甲下筋が硬くなると肩甲骨の中(肋骨と肩甲骨の間)にあるので、通常のマッサージでは触る事ができず、ほぐせません。

この場合は、脇からほぐす特殊な方法を行います。

 

引き延ばされた筋肉は、これ以上伸びないように硬直させます。

これらが肩こりの原因になります。

特に肩甲下筋は、普通のマッサージで触りにくい場所です。

ここが固まると改善しにくい肩こりになります。

 

更に前側でも 小胸筋 小胸筋(しょうきょうきん)

が縮みます。

いつも縮んでいると固まります。

胸は自覚症状が出にくいですが、ひどいと痛くなります。

特に女性は、胸の重みもかかって硬直が出やすいです。

 

巻き肩が影響する骨格

肩関節が前にズレ、肩甲骨が外側にズレます。

肩関節、肩甲骨のズレ

マッサージではズレは治りにくいので、骨格矯正が必要になります。

この巻き肩が慢性化するほど癖になり治りにくくなります。

早めの改善が施術回数も少なくなります。

 

健康快復センター江南
藤田道治